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Pacificaとは?エアドロップの狙い方やプロジェクト内容を徹底解説

Pacificaとは?エアドロップの狙い方やプロジェクト内容を徹底解説

Solanaエコシステムで、新たなパーペチュアル先物DEXが注目を集めています。

この記事で紹介するPacifica(@Pacifica_fi)は、「DEXの透明性とCEXの高速性の融合」を掲げ、元FTX幹部が率いるチームが開発を進めるプロジェクト。

VCからの資金調達を一切行わないという方針も、多くの個人投資家から関心を集める理由です。本記事では、その全貌とエアドロップ戦略の可能性を深く掘り下げていきます。

Pacificaとは?

Pacificaは、Solanaブロックチェーンを基盤とするパーペチュアル先物(無期限先物)取引プラットフォームです。


多くのDEXが直面する取引の遅延や高いスリッページ(注文価格と約定価格の差)、そして直感的でないUIといった課題を解決することを目指しています。


その最大の特徴は、オフチェーンの注文板とオンチェーンでの決済を組み合わせた「ハイブリッド型アーキテクチャ」にあります。これにより中央集権型取引所(CEX)に匹敵する取引体験を、分散型プラットフォームの透明性を維持したまま実現しようとしています。


Pacificaの主な特徴


Pacificaに注目すべき点はどこにあるのでしょうか。ここでは3つの主要な特徴から解説します。


1. AI活用による高度な取引サポート

Pacificaは振興のPerpDEXのなかでは基本的な性能は優れている部類。

しかし競合がひしめくこのジャンルにおいては、取引速度が早いことやトレードの基本機能が充実していることは差別化にはなりません。

そんななかでPacificaが備えている独自性の1つはAIエージェントの機能。主要な指標をもとにテクニカル分析を提供してくれます。

正直なところ、これだけだとあまりトレードには使えない印象ですが、今後オンチェーン分析の機能も備えると、ほかのDEXにはないトレード体験になりそうです。


2. 大規模エアドロップへの期待

PacificaはVCから一切の資金調達をおこなっておらず、今後も調達しないことを公言しています。これはプロジェクトが完全に自己資金によって運営されていることを意味します。

この方針は、将来的なトークン発行において大きな意味を持ちます。VCによる初期投資がないため、トークン供給量における初期投資家への割り当てが存在せず、その分がコミュニティや実際のユーザーへ還元される可能性が高いのです。

外部株主の意向に左右されない、迅速でユーザー本位の意思決定が期待できる点も大きな強みと言えるでしょう。

3.大手CEX出身者などトップタレントが集まるチーム

プロジェクトを率いるのは、元FTXのCOO(最高執行責任者)であったConstance Wang氏です。チームには他にも、Binance、Coinbaseといった主要な暗号資産取引所や、Jane Street、Fidelityなどの伝統的な金融機関、さらにはOpenAIやDeepMindといった世界トップクラスのAI企業の出身者が名を連ねています。


その開発力の高さは、創業からわずか3ヶ月でテストネットを、6ヶ月でメインネットをローンチしたスピード感からも明らかです。ただし、チームメンバーの詳細は公開されておらず、その匿名性はDeFiプロジェクトならではの特徴とも言えます。


エアドロップの狙い方


Pacificaはプラットフォームの利用状況に応じてポイントを付与する制度を導入しており、これが将来的なトークン配布への期待につながっています。


現在、ユーザーが取るべき具体的なアクションは以下の通りです。

1. 招待リンク経由で登録

現在クローズドベータのため、招待コード・リンクが必要です。以下のリンクから登録していただくと、特別なポイントブーストがかかります。

登録はこちら→ https://app.pacifica.fi?referral=makaneko

2. プラットフォームで取引する

ポイント獲得の基本は、Pacificaで実際にパーペチュアル先物を取引することです。取引量などに応じてポイントが付与される仕組みになっており、プラットフォームへの貢献が評価されます。ただし、ポイントの配布ルールは非公表かつ常に変化すると公言されています


基本的には取引のボリュームを稼ぎつつ、ざっくりと傾向をつかめると有利になります。ちなみに筆者が検証したところ、取引の仕方によって2倍ほどポイント獲得効率が異なるパターンが見つかっています。


3. 早期にポイントを稼ぎ切る


2025年9月から「シーズン1」として、毎週500,000ポイントがユーザーに配布されています。このプログラムは、初期からの貢献者を優遇しつつ、長期的な利用も評価する設計になっています。


ポイントの配布量が決まっているため、人が少ない期間に集中的にポイントを稼いでおくことが重要。


トークン発行までは早くて半年ぐらいはありそうなので、2025年10月時点のPerpバブルが終わったあと、また過疎期のチャンスが来るかもしれません。



リスクと注意点


Pacificaは有望なプロジェクトですが、投資家として認識しておくべきリスクも存在します。

まず、プロジェクトはまだ初期段階にあるという点です。2025年6月にメインネットが公開されたばかりのβ版であり、流動性が薄い点は大口トレーダーにとっては制約となるでしょう。また、チームメンバーの多くが匿名である点も多少の懸念事項でしょう。

まとめ


Pacificaの可能性と現状について、最後に要点を3つにまとめます。

CEX級の性能を目指すDEX: オフチェーンの高速処理とオンチェーンの透明性を両立したハイブリッド型アーキテクチャが特徴。

VC不在と強力なチーム: 自己資金による運営で、ユーザーへの還元が期待される。元FTX幹部を中心とした開発チームの実績も信頼性が高い。

先行者優位の可能性: ポイントプログラムは、将来のエアドロップを期待させる重要なインセンティブ。早期からの利用が有利に働く可能性がある。


CEXの利便性とDEXの信頼性を融合させるという野心的なビジョンを掲げるPacifica。強力なチームが自己資金で運営するという布陣は、大きなエアドロップを期待させます。今後の動向から目が離せません。

参考資料