Liquidのエアドロ戦略。Paradigmから調達した統合DEXを徹底解説
著名VCのParadigmがリードし、$7.6Mを調達したことで話題のモバイル特化 Perp DEXアグリゲーター「Liquid」。
スマートフォンに特化した次世代アプリとして、将来の大型エアドロップが有力視されています。本記事では、その全貌と具体的なエアドロップ戦略を徹底解説します。
ざっくりいうと
- 複数Perp DEXを統合し、最良のレートと低手数料を実現するモバイル特化の取引アプリ
- 著名VCのParadigmが主導し、$7.6Mのシード資金調達を完了
- HyperliquidやLighterなど、注目プロジェクトとの二重取りでエアドロ活動が可能
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Liquidとは?
Liquidは、複数のPerp DEXを一つに統合した、スマートフォン特化のトレーディングアプリです。
ユーザーは一つのアプリからHyperliquidやLighterなど、主要なDEXの流動性をまとめて利用可能。これにより、常に最良のレートで、かつ低コストな取引が実現します。
CEXのような口座凍結リスクを排した非カストディアル設計でありながら、メールアドレスだけで始められる手軽さも魅力です。
Liquidの主な特徴
複数DEX集約により効率を高めた取引環境
Liquidの最大の強みは、複数の有力なパーペチュアルDEXの流動性を集約している点です。ユーザーはアプリ上で取引する際、HyperliquidやLighter、Ostiumといった取引所の注文板を横断的に利用できます。
これにより、単一のDEXでは実現しづらい厚い流動性・多彩な取引対象が確保され、大口の注文でも取引価格のズレを最小限に抑えることが可能です。結果として、より有利な価格での約定が期待できます。

モバイル特化のシンプルなUX
Liquidは、既存のDeFiが抱えていた「使いにくさ」の問題を解決するため、徹底的にモバイルに最適化されたUI/UXを追求しています。
多くのDEXがPC利用を前提としている中、Liquidはスマートフォンでの直感的な操作性を実現。ニュースをスワイプするだけでトレードを実行できるユニークな機能も搭載しており、情報収集から取引までをシームレスにつなげます。

ウォレット管理の煩雑さも解消しています。Web3ウォレットインフラのPrivyを採用し、ユーザーはメールアドレスで登録するだけで、裏側で自動的に自己管理型のウォレットが生成されます。
これにより、シードフレーズの管理といった初心者にとってのハードルを取り除きつつ、資産の所有権はユーザー自身が保持するDeFiの安全性を両立。「CEX以上に使いやすいDeFi」という体験を提供しています。
Paradigm主導の強力な資金調達
プロジェクトの信頼性と将来性を測る上で、資金調達の状況は重要な指標です。Liquidは2025年11月、DeFi分野で絶大な影響力を持つVC、Paradigmのリードにより$7.6M(約11億円)のシード資金調達を完了しました。

この事実は、プロジェクトのビジョンと技術力がトップクラスの投資家から高く評価されていることを示しています。調達した資金は、今後の開発体制の強化やユーザー基盤の拡大に充てられます。
また、クリプト系のプロジェクトでは珍しくCursorやCognitionといったAI系の注目企業からも調達しています。LiquidはAI関連の新機能の拡充を計画しており、関連ニュースを表示したり、戦略の解説、音声での取引などを可能にする構想があります。
おそらくParadigmから調達できているのは、このAI活用による取引体験の進化にありそう。AI系の注目企業のサポートが得られることは、ほかの類似プロジェクトとの大きな差別化になりそうです。
Liquidのエアドロップ戦略
Liquidは公式にエアドロップを発表していませんが、大きなエアドロップ事例が生まれているPerpDEX系のプロジェクトのため、エアドロップが期待されています。
しかも取引の裏側はHyperliquidやLighterなど注目プロダクトのため、二重でのエアドロップが可能です。
具体的にエアドロップを狙えるアクションは以下の通り。
- アプリをダウンロードしウォレットを作成
iOS: https://testflight.apple.com/join/3TpPUWYY
Android: https://referral.tryliquid.xyz/NwukDb0i2Xb
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※現在、iOSはAppStoreからダウンロードできず、テスト版アプリの形式で使えます。実際にはメインネットの活動が可能です。
2.任意のチェーンから入金: Arbitrum/HyperliquidのUSDCあたりが効率よく入金できます。クレジットカードやApple Payからの入金もできますが、おそらく効率よくないので非推奨。

3.取引を継続的に実行: 最も重要なアクションです。継続的に取引をおこない、ボリュームを稼ぎましょう。ポイントプログラムはおこなわれていないため、ボリュームだけが評価されるかわかりませんが、無駄にはならないはず。
4.(任意)Vault機能で資産を運用: HLP VaultにUSDCを預け、利回りを得られます。トレードに慣れた方からするとLiquidのUIは取引しづらいので、Vaultに資金を預けてエアドロを待つのもいいかも。ただし引き出しに4日かかる点に注意。

現在のLiquidは過熱感なし
Liquidの日次ボリュームは$5〜10Mほど。良くも悪くも本格的なトレーダー向けではないため、Perp DEXとして見るとかなりの過疎状態が続いています。

取引のランキングを見ても、トップクラスのトレーダーは使ってなさそう。

これをチャンスと見るかは判断が分かれるところですが、Paradigmから調達しており、AI機能による進化の可能性を考慮すると、薄く張っておいていいのではと感じています。
リスクと注意点
Liquidのエアドロップは現時点で確定情報ではなく、あくまでコミュニティによる期待に基づいています。エアドロップが実施されない、あるいは期待よりも小規模になる可能性も十分にあります。
また、全てのDeFiプロトコルと同様に、スマートコントラクトの脆弱性やハッキングのリスクはゼロではありません。
まとめ
- Liquidは、複数DEXを統合し、低コストかつ優れたUXを実現するモバイル特化の取引アプリです
- 著名VCのParadigmやAI系の注目企業から$7.6Mを調達しており、プロジェクトの信頼性と将来性は高そう
- 現在は過疎状態であり、二重のエアドロップ活動をおこなえる点から、追う価値はあるのでは
参考資料
- Liquid 公式サイト
- Liquid 公式ドキュメント
- The Block – Paradigm leads funding for perp dex aggregator Liquid
- Privy Blog – Redefining mobile trading with Liquid
- CoinDesk – Crypto Exchange Hyperliquid to Airdrop 310M Tokens to Early Adopters
- OnChainTimes – Perp Dex Vaults: A Look Under the Hood
- CoinGlass – Paradigm Leads $7.6M Seed Round for Perpetual DEX Aggregator Liquid
- Blockworks - Ostium Labs raises $3.5M for real-world asset perps exchange